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登録日: 2018年9月22日

記事 (6)

2026年5月24日4
機械は機械を信頼できるか——Back-Translationが抱える評価の矛盾
Back-Translationとは何か バックトランスレーション(Back-Translation)という言葉を聞いたことがあるだろうか。翻訳者なら、バックトランスレーションを提供して、と言われたことが一度ならずもあるかもしれない。 機械翻訳の世界では、品質向上と評価の両方に使われてきたまあまあ定番ともいえる手法だ。翻訳された文章をまた逆の言語方向に訳し直すだけのことだ。なーんだと思った人もいるかもしれないが、これはこれで結構厄介だ。翻訳とは単に言葉を置き換えるだけの作業ではないからである。一歩間違えればまったく別の意味になってしまうこともあるのだ。 しかしここ数年、その評価方法をめぐる議論が活発になっている。 また、Back-Translationには大きくわけて二通りの使い方がある。一つは品質評価としての使い方で、翻訳された文章をもう一度元の言語に訳し直し、原文と照合することで翻訳の精度を確かめる。これは依頼された人も多いかもしれない。もう一つはデータ拡張としての使い方だ。対訳データが少ない低リソース言語のMTモデルを学習させる際、ターゲット言語の単言語テキストを一度ソース...

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2026年5月21日4
Zero-Shot Translation : 中間リンガで希少言語の翻訳が可能に
Zero-Shot Translationとは聞き慣れない言葉だ。この技術、翻訳業界にとっては果たして脅威となるのだろうか。機械翻訳の影響を受けにくいと言われる希少言語の翻訳市場を激変しかねない。Zero-Shot Translationとは一体なんだろう。 「Zero-Shot」とは何か 機械翻訳の世界において、Zero-Shot Translationとは、ある言語ペアの対訳データをまったく学習していないにもかかわらず、そのペア間の翻訳を実行できる能力のことを指す。従来の機械翻訳は膨大な対訳コーパスを必要としていた。英日翻訳モデルには英日データ、仏日翻訳モデルには仏日データ——という具合だ。しかし希少言語の場合、そもそもデジタル化されたテキスト自体が少なく、十分な対訳データを集めることが難しいケースも珍しくない。 こうした課題に対して登場したのが、多言語ニューラル翻訳(Multilingual NMT)である。複数の言語を単一モデルで同時に学習させることで、モデル内部に「言語を超えた共通の意味表現」が形成される。その結果、学習時に直接見たことのない言語ペアに対しても翻訳能力が...

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2021年3月15日5
Stochastic Parrots : 言語モデルデータと倫理について
つい最近、『On the Dangers of Stochastic Parrots: Can Language Models Be Too Big?』という論文が発表された。その論文を発表したTimnit Gebruという研究者が突然Googleを解雇されてしまったことで大変な波紋を呼んでいる。ことのいきさつと論文の倫理についてはWiredのこの記事に詳しいので割愛する。 その渦中のツイートはこちら。 解雇についての倫理問題は別として、私たち翻訳者にとって重要なのは、この論文の内容だ。 『On the Dangers of Stochastic Parrots: Can Language Models Be Too Big?』と題されたこの論文(Emily M. Bender et al 2021)は13ページのごく短いものなのですぐに読める。大きくわけていくつかの倫理問題に触れているので、簡単に日本語で説明したい。 まずこの題名「Stochastic Parrots」とはどのような意味なのだろうか。なぜ危険なのか。 実はSTOCHASTIC...

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Kaori Myatt

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